おだしは、いたわり。
ごくりと飲むとじんわり温まり、体じゅうにしみ渡る豊かな香り。
塩分を控えめにしても、華美な食材に頼らなくても
心もお腹も満たされる食事になるのは、だしが持つ不思議な力です。
だしで叶えるいたわりごはん、ご紹介します。
寒さを味方においしく実った
冬の食材もご一緒に。
冬の根菜とだし。じっくり育ったれんこん、ごぼう、かぶは独特の風味や濃い甘みで、おだしで炊けば一層深みのある味わいに。旬のおいしさで体よろこぶ一品です。
◎みぞれ蓮根の参鶏湯
滋養食材のれんこんや、生姜・にんにく・長ねぎを取り入れましょう。れんこんをすりおろしたみぞれ汁で体の芯から、ぽかぽか。スープとしても、ごはんのおかずとしても。
みぞれ蓮根の参鶏湯
[材料](2~3人分)
作り方
- ① 鶏肉は一口大に切り、れんこんはすりおろす。
- ② 鍋に[A]、鶏肉を入れて中火にかけ、沸騰後弱火にし、蓋をして約20分煮込む。
- ③ れんこんを加えて約5分煮込み、塩で調味する。
◎チキンとごぼうのスープカレー
スープでいたわるだしカレー。だしの風味を豊かに生かす、カレー味のスープを考えました。ごぼうに加えて南瓜もゴロリと。根菜のおいしさが染み出たサラッとスパイシーなスープで、食べ応えもあります。
チキンとごぼうのスープカレー
[材料](2人分)
- 鶏手羽元
- 6本
- 玉ねぎ
- 1個
- ごぼう
- 100g
- 南瓜
- 100g
- 醤油
- 大1
- サラダ油
- 大1
A
- にんにく(チューブ)
- 2cm
- 生姜(チューブ)
- 2cm
- カレー粉
- 大1・1/2
B
- 茅乃舎だし
- 2袋
- 水
- 500ml
作り方
- ① 鶏肉に塩小1/2(分量外)をふる。玉ねぎ、ごぼう、南瓜を食べやすい大きさに切る。
- ② 鍋に油を熱し、鶏肉、玉ねぎ、ごぼうを炒める。
- ③ ②の鍋に[A]を加えて弱火で炒め、[B]を加えて強火にする。南瓜を入れ、蓋をして弱火で約15~20分煮込み、醤油で調味する。
◎かぶのひき肉あんかけ
とろっと、旬のかぶ。濃厚な甘みがあり、だしのうまみを吸ったやわらかな口溶けがたまりません。あんにすることで熱が長持ち。体の中から温まります。
かぶのひき肉あんかけ
[材料](2~3人分)
作り方
- ① かぶは茎を約1cm残して皮を剥き、2~4等分に切る。
- ② 鍋に[A]、①を入れ、沸騰後中火で2~3分煮る。
- ③ [B]、豚ひき肉を加えてほぐし、蓋をして20分煮る。
- ④ 水溶き片栗粉を加え、軽く煮込む。
じゅわっと、とろんと
だしごと召し上がれ。
煮物もたっぷりのおだしでつくれば、やさしさに包まれる幸せな食卓に。味わいも具材も食感もさまざま。おだしに浸った3種の煮物をご紹介します。今日はどの献立で温まりましょうか。
◎豆腐のたらこ煮
とろんと胃にやさしい、豆腐が主役の一品です。お肉や魚がなくても、ちゃんと満足。だしが香るとろみのある汁で、たらこに火を通します。
豆腐のたらこ煮
[材料](2~3人分)
作り方
- ① 豆腐は縦半分に切り、1cm幅に切る。たらこは薄皮つきのまま、2cm幅に切る。
- ② 鍋に[A]を入れ、沸騰後中火で2~3分煮出す。[B]を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- ③ ①を加え、煮立ったら弱火にし、約2~3分煮る。
- ④ 器に盛り、かいわれ大根を添える。
◎白菜と海老の豆乳煮
冬の葉物の代表格である白菜と海老を豆乳でまろやかに仕上げます。だしと豆乳で、中華風の煮物もやさしくコク深く。クリーミーな煮汁をたっぷり絡めてどうぞ。
白菜と海老の豆乳煮
[材料](2人分)
- 白菜
- 250g
- 海老
- 6尾
- 豆乳
- 150ml
- 水溶き片栗粉
- (片栗粉大1+水大2)
A
- 長ねぎ(みじん切り)
- 1/2本
- 生姜(みじん切り)
- 1片
- サラダ油
- 大1
B
- 茅乃舎だし(袋を破って)
- 1袋
- 水
- 100ml
- 酒
- 大1
- 塩
- 小1/4
作り方
- ① 白菜は食べやすい大きさに切り、海老は殻を剥いて背わたをとる。
- ② フライパンで[A]を中火で熱し、白菜を加えて炒める。
- ③ [B]、海老を加え、中火で2~3分煮込む。
- ④ 豆乳を加え、沸騰直前で水溶き片栗粉を加えてひと煮立ちさせる。
◎おもちとひき肉の袋煮
口の中にじゅわっとあふれ出すだし。この一口に頬が思わずほころびます。あっさりやさしい味つけで、さっと火を通すかんたん煮物。和がらしのアクセントを添えても。
おもちとひき肉の袋煮
[材料](2~3人分)
作り方
- ① 油揚げは一辺を切り落として袋状に開く。熱湯で1分茹でてザルにとり、水気を絞る。切り落とした部分は刻み具材にする。
- ② 餅は6等分に切り、しらたきは下茹でしてざく切りにする。
- ③ 油揚げに②、鶏ひき肉を等分に詰め、茹でたかんぴょうで結ぶ。
- ④ 鍋に[A]を入れ、沸騰後中火で2~3分煮出し、[B]を加える。③を加えて落とし蓋をし、弱火で約15分煮る。
最後は癒しの
ふわふわ卵と合わせて。
最上級の癒しはなんといっても、ふんわりふわっとやわらかな卵との組み合わせ。やさしいだしの香りをまとった滋味深い味わいをお楽しみください。
◎韓国風茶碗蒸し
蒸して、ふんわり。和風とはひと味違った、ごま油の風味がきいた茶碗蒸しです。ふんわりさせるために、卵をゆっくりとかき混ぜながら膨らませます。
韓国風茶碗蒸し
[材料](2人分)
作り方
- ① 鍋に[A]を入れ、沸騰後中火で2~3分煮出す。200ml冷ましておく。
- ② 溶いた卵に、①、[B]を加えて混ぜ合わせる。
- ③ 小さい土鍋に②を入れて中火にかける。鍋の底やふちに卵が固まり始めたら、スプーンでやさしくはがし、全体を軽くかき混ぜる。表面が半熟状になったらアルミホイルで蓋をし、弱火で約1~2分蒸し焼きにする。
- ④ ③にごま油や青ねぎ、白ごまをかける。
◎たまごにゅうめん
やさしさ最上級の一杯。とろみをつけた後に、溶き卵を入れることでふわっとした仕上がりに。おろし生姜をたっぷり添えてすすれば、風味ある温かな味わいに包まれます。
たまごにゅうめん
[材料](2~3人分)
作り方
- ① 素麺は茹で、流水で洗って水気を切る。
- ② 鍋に[A]を入れ、沸騰後2~3分煮出し、[B]を加える。
- ③ ①を入れて軽く温め、麺を取り出し、器に盛る。
- ④ ③の鍋に水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら溶き卵を加える。火が通ったら素麺にかけ、おろし生姜を添える。








