ご好評いただいているひとりサイズの小鍋「銘々鍋」に、新色の「乳白」が登場しました。食材が引き立つやさしい色は、お昼ご飯や、洋の食卓にもよく合います。これまでも共にものづくりをしてきた、野田琺瑯さんと手を携えてつくりました。
米袋の封を切った瞬間、台所に広がる甘い香り。はやる気持ちで炊き上げれば、つやつやぴかぴか、新米ご飯のお目見えです。何にも代えがたい、1年ぶりの美味しさ。さあ、何をお供にいただきましょうか。
ご飯を主役にお漬物でさっぱりと。ぱらりと塩をふり、上質な海苔でいただくのも最高。
こんがり焼いた味噌漬けの肉や魚と合わせれば、もうおかわりがとまりません。今だけは食欲に素直になって、新米の季節を楽しみつくしましょう。
茅乃舎と同じく九州の地に根ざす、深川製磁さん。江戸時代から日本の磁器の発祥とされる有田焼の歴史を築きながら、新しい挑戦を続けている窯元です。
どんな時も妥協せず、高みを目指される姿勢に共感し、ものづくりをご一緒させていただくこととなりました。
深川製磁について
1650年頃より、佐賀県有田で窯業に携わってきた深川家が、1894年(明治27年)に設立。世界でもめずらしい、粘土づくりから釉薬の調合、焼成までを一貫して手がける窯元です。独自の高温焼成による透きとおるような白磁が、いつもの献立を品よく引き立ててくれます。
ご飯を炊いて、味噌汁をつくる。日々の台所仕事に寄り添う相棒を考えた時、野田琺瑯さんにたどり着きました。
お付き合いは2020年から。塩分・酸に強く、匂い移りしないという琺瑯の特性をいかし、長く使える道具をつくっていただいています。
野田琺瑯について
1934年から琺瑯づくり一筋に、琺瑯の良さを世の中に伝え続ける存在です。昭和の頃、カラフル一辺倒だった琺瑯に、白色の「ホワイトシリーズ」を加え、現代の暮らしになじむデザインを提案。その活動により琺瑯は今も広く世代を問わず愛されているのかもしれません。
日々の食卓や台所で使いたいのは、長く使えるもの。
使い続けるうちに手に馴染み、すこしずつ使いやすく、愛着が湧き上がってくるもの。
「茅乃舎ノ道具」は、心が楽しく、大切に愛おしみたくなる品々を揃えております。
茅乃舎ノ道具の中でも、茅乃舎のためだけに特別に誂えられた品々「茅乃舎 別誂え」をご用意しています。使い心地や佇まいなど、茅乃舎のこだわりを作り手の方々と手を携えて形にしました。