煮たり、炊いたり、文化鍋でおこもりする休日


昭和30年代、羽釜のようにおいしいごはんを炊けると評判を呼んだ文化鍋。熱伝導がとてもよく、鍋の内部に適度な圧がかかる形ですので、煮込み料理も大の得意なのです。


まだまだ寒さを感じるこの季節。文化鍋と一緒にお家にこもる時間はいかがでしょう。食材の声に耳を傾けながら、コトコトじっくり、煮たり炊いたり。ひと手間かけた献立を食卓に並べると、おいしさと共に満ち足りた気持ちをもらえそうです。

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だしごと食べる、やさしい煮物
大根と鶏手羽のとろとろ煮


クツクツと煮込んで1時間。昆布だしを芯まで吸った大根の引き立つ甘みに目が丸くなります。鶏手羽も身がほろっとはずれるほど柔らかに。ふたつの素材をつなぐのは、ふわりとほどけたお米のとろみ。煮物でいてスープのような身体が温まる一品です。



時間に余裕のある休日は、ひとてまかけて大根の面取りを。味がしみやすく、口当たりがぐっと優しくなります。面取りした部分はお味噌汁の具などにしてください。

大根に合わせるのは昆布だし。浸水させたお米と一緒に炊けば、だしに自然なとろみがついて食材にからみます。
じっくり弱火で煮込むこと1時間。文化鍋は熱伝導が良いので40〜50分でも充分やわらかに仕上がります。
大根葉をさっと茹でて刻み、彩りに。ほのかな苦味が滋味深いアクセントなります。

大根が心地よくひとくちにおさまるのは、小さめのカットと面取りのおかげ。お子様から年配の方まで食べやすく、ぽいぽいと口に運べます。調理中、火を弱火に落としたら材料を動かさずじっと待つのがポイント。煮崩れせず、きれいに仕上がります。

大根と鶏手羽のとろとろ煮 大根と鶏手羽のとろとろ煮

[材料](2〜3人分)

大根(大)

10cm

鶏手羽

6本

400ml

大さじ2

うす口醤油

小さじ2

小さじ1/2

大根の葉

適量

[つくり方]

  1. 大根を約3cm幅の輪切りにして皮をむく。1個を1/4にカットし、面取りをする。大根の葉は塩茹でし、食べやすい大きさに切る。
  2. 米と昆布だしを30分水に浸す。
  3. 鍋に大根を入れ、鶏手羽を重ね、②、うす口醤油を入れ中火にかける。
  4. ひと煮立ちしたら、木べらなどで大根を静かに動かし、鍋底にくっつかないようにする。
  5. 沸騰後中火で2~3分煮て、だしパックを取り出す。
  6. 蓋をして弱火で1時間ことこと煮る。味を見て、塩(分量外)で調える。
  7. 器に盛り、大根の葉を散らす。

待ち遠しい、とろっと甘くなるキャベツ
和風トマトロールキャベツ


軽くて扱いやすい文化鍋があれば煮込み料理もおっくうでなくなります。鍋の内側に入りこんだ蓋で適度な圧が加わるため、煮込む時間もぐっと短く。トマトの酸味と合いびき肉のうまみがじんわり溶け出した、ちょっと贅沢な茅乃舎だしスープもお楽しみに。

キャベツの芯は捨てずにみじん切りにしてタネに混ぜ込みます。

ロールキャベツはじっくり煮込んでとろーっとした食感になったキャベツを楽しむ料理です。キャベツの透明感が増し、肉ダネが透けるまでゆっくり時間をかけましょう。肉ダネは巻く前に休ませると、煮込む途中でバラバラになることを防げます。

和風トマトロールキャベツ 和風トマトロールキャベツ

[材料](2〜3人分)

キャベツ

5〜6枚

玉ねぎ

1/2個

合いびき肉

200g

小さじ1/2

1/2個

パン粉

小さじ1

牛乳

大さじ1/2

バター

大さじ1

ミニトマト

4個

A

茅乃舎だし(袋を破って)

1袋

400ml

うす口醤油

大さじ1

みりん

大さじ1

トマトピューレ

大さじ1・1/2

パルメザンチーズ

適量

[つくり方]

  1. キャベツは熱湯で茹でる。玉ねぎはみじん切りにする。ミニトマトは半分に切る。
  2. パン粉は牛乳に浸しておく。
  3. キャベツの粗熱が取れたら水気を拭き、芯の厚い部分をそぎ切りにした後、みじん切りにする。
  4. フライパンにバターを入れ、玉ねぎを透明になるまでじっくり炒め、粗熱をとる。
  5. ボウルに合いびき肉と塩を入れ、溶き卵と②を加えて粘りが出るまで練る。③、④を加えて混ぜ、冷蔵庫で少し休ませる。
  6. ⑤をキャベツの葉で包み、巻き終わりを爪楊枝で止める。
  7. Aと⑥を鍋に入れ、うす口醤油、みりん、トマトピューレを加えて中火にかける。沸騰したら落とし蓋をして弱火で約30分煮込む。
  8. ミニトマトを加え、約20分煮込む。器に盛り、パルメザンチーズをふる。

根菜ごろごろ、ひと手間かけて
鶏ひき肉と里芋とごぼうの炊き込みご飯


もともとごはんを炊くために考案された文化鍋。季節の炊き込みご飯もお手のものです。おこもりの日は時間をかけて、ごぼうの笹がき、里芋の皮むきも自分の手で。炊きあがりの香り、シャキシャキ・ホクホクの食感がだんぜん違います。

鶏ひき肉から出た脂でごぼうを炒めるとヘルシーに。多めにつくって味付けすれば混ぜご飯の素にもなります。

煮干しだしの力強いうまみは、根菜の素朴な味わいとしっかりめの歯ごたえによく合います。ぜひお試しください。ごはんの炊きはじめは、蓋のフチからフツフツと水気が飛ぶくらいしっかり沸騰させ、それから弱火に落とすのが上手に炊くコツです。

鶏ひき肉と里芋とごぼうの炊き込みご飯 鶏ひき肉と里芋とごぼうの炊き込みご飯

[材料](3〜4人分)

2合

鶏ひき肉

100g

ごぼう

50g

里芋

200g

生姜(すりおろし)

少々

A

醤油

20ml

10ml

煮干しだし(袋を破って)

1袋

400ml

B

60ml

はちみつ

小さじ1

小さじ1/2

[つくり方]

  1. 米を研ぎ、30分浸水させておく。
  2. ごぼうは笹がきする。里芋は皮をむき一口大に切る。
  3. 油を引いていないフライパンで鶏ひき肉を炒める。
  4. 肉の色が変わってきたら、ごぼうを加えて炒め、生姜のすりおろし、Aを加え炒め合わせる。
  5. ザルにあげ水気を切った米を鍋に入れ、里芋と④を入れ、煮干しだし、水、Bを加える。
  6. 鍋に蓋をして中火にかける。沸騰したら弱火にして15分炊く。火を止めて15分蒸らす。※時間は目安です。お使いいただく熱源によって、所要時間は異なります。

懐かしくて新しい、文化鍋とともに


寒い季節に恋しくなる煮込み料理。昭和の頃から愛された文化鍋でつくれば、時間がゆるやかに流れていたあの頃や懐かしい味まで思い出せそう。沸騰した時に蓋がカタカタ鳴るのもなんだか愛おしい。そんな文化鍋で台所仕事の楽しさを広げてください。

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レシピを教えてくれたのは

松竹智子さん
福岡市内で食にまつわる教室やイベントを手がける「深草」を主宰。レシピ提案のほか、フードスタイリストとして食のスタイリングも手がけています。

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