鶏だし
燻した鶏の身から、
うまみをとっています。
主になる素材として選んだのは、国産の燻した鶏の身です。肉のうまみがだしに出て、豊かな味わいになります。鶏の身は一度燻した後、鰹節のように削って粉末に。手間がかかる方法ですが、燻すことで鶏のうまみが凝縮され、味の深みが生まれます。
この燻し鶏の豊かなうまみに、ほたて、葱や生姜の香味も加えました。鶏だしの上品さを備えながら、より中華らしいだしに仕上げています。普段はだしを使わない中華にも取り入れることで、調味料を控えられ、やさしい中華ができあがります。
袋のまま煮出す
水から入れて、だしパック全体に水が染み込むように箸で揺らします。沸騰後、中火で4〜5分煮出して取り出します。
袋を破って調理する
だしパックを破って、中身を出し調理します。お料理に応じて、味を調えてください。
鶏だしスープ
鶏だしを煮出せば、そのままスープに。燻した鶏の豊かなうまみをご実感いただけます。
材料（2人分）
レタス
2枚
卵
1個
鶏だし【A】
1袋
水【A】
400ml
作り方
- 1. 鍋に【A】を入れて火にかけ、沸騰後、中火で4～5分煮出す。
- 2. ちぎったレタスを加え、溶き卵を回し入れる。お好みでごま油をたらす。
鶏だしネギ麺
あっさりしたうまみのスープは、最後の一滴まで飲み干したいおいしさです。
材料（2人分）
中華麺
2玉
鶏ささみ
2本
長ねぎ(白い部分)
1本分
鶏だし【A】
2袋
水【A】
500ml
ごま油
適量
作り方
- 1. 鍋に【A】、鶏肉を入れ火にかけ、火が通ったら取り出して割く。スープはとっておく。長ねぎは白髪ねぎにする。
- 2. 茹でた麺、鶏肉、白髪ねぎを盛り、1のスープを注ぐ。ごま油をたらし、お好みで鷹の爪を添える。
あずき粥
鶏だしのやさしさは、お粥にぴったり。胃がととのうような、いたわりの一品です。
材料（2人分）
米
50g
小豆
30g
鶏だし【A】
2袋
水【A】
800ml
作り方
- 1. 米は洗ってザルにあげ水気を切る。
- 2. 鍋に洗った小豆、【A】を入れて火にかけ、沸騰後、火を止めて蓋をして約30分置く。
- 3. 鍋に油を熱し、1を透明になるまで炒め、2を入れる。沸騰したら弱火にし、蓋をして時々混ぜながら約20～30分炊く。
麻婆豆腐
麻婆豆腐にもだしを使えば、食べ心地が軽いやさしい中華味に。辛みとコクも効いています。
材料（2人分）
木綿豆腐
300g
牛肉(細切れ)
50g
粉唐辛子【A】
大さじ1/2
豆板醤【A】
小さじ1/2
鶏だし(袋を破って)【B】
1袋
水【B】
100ml
酒【B】
大さじ1
醤油【B】
大さじ1
水溶き片栗粉
片栗粉大さじ1+水大さじ1
青ねぎ
適量
作り方
- 1. 牛肉は粗く刻む。
- 2. 油（分量外）を熱し、1を炒める。
- 3. 【A】を加えて炒め合わせ、香りが出たら【B】を加え、切った豆腐を入れて弱火で約10分煮る。水溶き片栗粉でとろみをつけ、青ねぎを散らす。
青菜のにんにく炒め
にんにくを効かせた炒め物。食材や調味料がシンプルでも、だしの力でしっかりとうまみが出ます。
材料（2人分）
小松菜
1束
にんにく
1片
鷹の爪
1本
鶏だし(袋を破って)【A】
1袋
酒【A】
大さじ1
サラダ油
大さじ1
作り方
- 1. 小松菜は4cmの長さに切り下茹でする。にんにくはみじん切りに、鷹の爪は種を取り輪切りにする。
- 2. 油を熱し、にんにく、鷹の爪を火にかけ、香りが出たら、小松菜を加えてさっと混ぜる。合わせた【A】を加えて炒める。
炒飯
だしをまとったお米は、しっかりとしたうまみを感じます。
材料（2人分）
ごはん
茶碗2杯分
焼き豚
50g
長ねぎ
1/2本
卵
2個
鶏だし(袋を破って)
1袋
醤油
小さじ1
サラダ油
適量
作り方
- 1. 焼き豚、長ねぎは荒く刻む。
- 2. 油を熱し、1を炒め、溶き卵を加えて混ぜ合わせる。
- 3. 卵が半熟のうちに、ごはんとだしを加え炒め合わせる。鍋肌から醤油を回し入れ手早く炒める。
