とうもろこしといえば、黄粒種を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、近年北海道の贈答品として人気のある白粒種のおいしさもお伝えしたいと考え、2種の冷製スープをセットでお届けすることにしました。
農家さんに教えてもらった、収穫後のとうもろこしが一番おいしくなるタイミングを見計らいスープにしています。玉ねぎや乳製品を加えず、少しの塩分、バターのみで仕上げることで、とうもろこしそのものの味わいを感じていただけます。
北海道は、とうもろこしの一大生産地。北海道がとうもろこしの産地として優れている理由は、朝晩の寒暖差にあります。夜間が涼しいことにより、昼の間に蓄えた養分をそこなうことなく甘みをぎゅっと凝縮して成長することができるのです。
訪れたのは、北海道富良野のとうもろこし農家です。北海道の中心に近く、内陸性気候の富良野。つまり、とうもろこしのおいしさを左右する寒暖差がとても大きい地域です。朝晩の気温差は、なんと30度近くになることも。寒暖差が大きければ大きいほど甘くなると言われているとうもろこし。富良野特有の気候が、よりおいしいとうもろこしを育んでいます。
まず訪れたのは、黄粒種のとうもろこしを育てる北幸農園です。
「まずは一つ、生のとうもろこしを食べてみて」。到着するやいなや、そばにあるとうもろこしをもぎってくれたのは、販売部長の岸本和則さん。コク深い甘さが特徴の品種、「ミルキースイーツ」をひと口かじると、弾けるようなみずみずしさが口の中に広がり、生のままでも優しい甘さに包まれました。
このとうもろこしは、収穫してすぐよりも、数日おいた方がおいしくなるそう。そんな農家さんの教えから、数日貯蔵してスープにしています。
次に訪れたのは、白粒種を育てる萩原農園です。萩原農園が育てている「ホイップコーン」という品種は、粒皮が薄く透き通るような純白が特徴。糖度が20度に達することもあるほど甘みが強く、フルーツのような軽やかさがあります。
萩原農園が大切にしているのは、収穫適期を見極めて収穫すること。皮の上から触り、実が先端まで詰まっているかどうか見極めます。指先の感触を頼りに、一番おいしい時期に収穫。「機械を使わない、手もぎだからできることです」と誇らしそうに教えてくれました。こちらは、収穫後翌日にはスープにしています。
ひと口すすると広がる、とうもろこしの豊かな甘み。玉ねぎや牛乳などの甘みに頼らず、とうもろこしの甘みを生かすことを大切にしました。そのため、味つけは塩とすこしのバターだけ。玉ねぎや牛乳、生クリーム、小麦粉などは使っていません。さらりとかろやかなスープです。
2025夏採れ
北海道産とうもろこしの冷製スープ
4食セット(黄・白 各2個)
3,240円(税込)
【受付期間】2025年8月8日(金)~8月15日(金)
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