あまじょっぱい、とだし。

「あまじょっぱい」はあなたにとって、どんな味ですか?

私たちがうれしく想像するのは、おなじみ日本の家庭の味。お醤油の「しょっぱい」と、お砂糖やみりんの「あまい」がミックスした、白いごはんがすすむ、すすむ、あのおいしさです。

それでね、ずっと考えているのです。そこに「だし」を合わせると、どうなるのか。「あまじょっぱい」はいったい、どんなふうに変化するのか。

そんな話をあなたに聞いていただきたくって、2000以上ある茅乃舎レシピの中から、管理栄養士の資格も持つ担当・田原と、編集部のみんなでピックアップしました。

5品、とりどりの「あまじょっぱい、とだし」を、ぜひ感じてみてくださいね。

新しい出会い
蓮根たっぷりつくね


いつもの味とは、違います。あまじょっぱいに、ひょいっと不意にもたげる豊かなうまみ、とでも申しましょうか。

懐かしいようで、新鮮でもあるこの味は「椎茸だし」を使っているからだと気づきました。

みりん、酒をそれぞれ大さじ1・1/2と、醤油を小さじ2。そこに袋を破った椎茸だしを1袋。これを煮詰めてとろみをつけた「たれ」が肝心要です。

そして、このレシピは鶏ひき肉と蓮根のつくねにも椎茸だしを入れているので、さらにうまみは助長され、お好みで卵黄をからめたなら……もう。

ぜひ、あなたに試していただきたいひと品です。

田原

つくねに使う蓮根は半分はすりおろし、もう半分は粗みじんに。ふんわりした食感と、シャキシャキとした食感、両方が楽しめるのがうれしいところです。鶏と蓮根のうまみと、あまじょっぱいたれがとても良く合いますよ。

蓮根たっぷりつくね
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蓮根たっぷりつくね

[材料](4個分)

鶏ひき肉

150g

れんこん

200g

椎茸だし(袋を破って)

1袋

卵白

1個分

青ねぎ

3本

A

椎茸だし(袋を破って)

1袋

みりん

大1・1/2

大1・1/2

醤油

小2

卵黄

お好みで

[つくり方]

  1. れんこんは半分すりおろし、残りは粗みじんにする。青ねぎはみじん切りにする。
  2. ボウルに鶏ひき肉、①、袋を破った椎茸だし、卵白を入れ、粘り気が出るまでよく混ぜ合わせる。
  3. 手にサラダ油(分量外)をつけ、4等分の小判形にまとめる。
  4. フライパンにサラダ油(分量外)を入れて熱し、③を両面焼き、器に盛る。
  5. ④のフライパンに【A】を加え、煮立てて軽くとろみがついたら、④にかける。お好みで卵黄を添える。

椎茸だし、やみつきになりました。

ふわり、とろり。
温やっこのそぼろあんかけ


あまじょっぱい+椎茸だしの可能性に気づいてしまった私たちは、他にも見つけました。こちらは、そぼろあんかけにしています。

うれしいのは「飲める」ところ。あまじょっぱさと、あたかも椎茸のかさのようにふわりと広がる深いうまみ。ふわふわの豆腐を、とろとろのあんかけだしとともにいただくと、ふぅ、と幸せのため息がもれ出てしまうのでした。

田原

椎茸だしで先に豆腐を煮ることで、だしをしっかり染み込ませるのがコツ。残った煮汁には、さらに醤油やみりんなどを加えて、あまじょっぱいそぼろあんに。椎茸だしはやさしいうまみなので、豆腐のような淡白な食材ともよく合いますよ。

温やっこのそぼろあんかけ
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温やっこのそぼろあんかけ

[材料](2人前)

豆腐

1/2丁

鶏ひき肉

100g

青ねぎ

適量

A

椎茸だし(袋を破って)

1袋

250ml

B

醤油

大1

みりん

大1

大1

砂糖

小2

片栗粉

小2

小2

[つくり方]

  1. 【A】を煮立て、食べやすい大きさに切った豆腐を弱火で煮て、温まったら器に盛る。
  2. ①の煮汁に鶏ひき肉と【B】を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  3. 豆腐にそぼろあんをたっぷりとかけ、斜め薄切りにした青ねぎを添える。

飲める、と言えば、こちらも。

ごくりといきたい
肉豆腐


あまじょっぱいの代表格と言えば、すき焼き。肉豆腐は牛肉や豆腐、ねぎなどをすき焼き風の味付けで煮込んだ料理で、京都が発祥と言われています。

ただ最近は、居酒屋のメニューとしても人気で、よく見かけるようになりましたね。肉豆腐、来ています。

ただ、すき焼き特有のあまじょっぱさと言えば、どうしても砂糖の「あまい」が目立ってしまいます。それによってややもったりとした、重たく感じる方もいるようです。

そこで「茅乃舎だし」の出番です。すき焼きらしい味付けにもしっくりと馴染み、あっさりと食べ飽きないおいしさになりました。

煮汁も、飲めます。

田原

あまじょっぱい味は、おいしい反面くどくなりがちでもありますよね。そこをだしと組み合わせることで、うまみも加わり、バランスよく食べやすくなります。お肉のうまみがとけこんだ煮汁まで、どうぞ召し上がってください。

肉豆腐
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肉豆腐

[材料](2人前)

牛薄切り肉

300g

A

砂糖

小2

醤油

小2

小2

木綿豆腐

1丁

600ml

B

みりん

大3

醤油

大3

長ねぎ

2本

[つくり方]

  1. 牛肉は5~6㎝幅に切る。木綿豆腐は4等分、長ねぎは5㎝幅の斜め切りにする。
  2. ボウルに【A】を合わせ、牛肉にしっかり揉み込む。
  3. 鍋に茅乃舎だしと水を入れて火にかけ、沸騰したら2~3分煮出し、だしパックを取り出して【B】を入れて煮立たせる。②を2~3枚ずつ入れ、アクが出たら取り除く。
  4. ③に豆腐を加えて空いたところに長ねぎを入れ、5~6分煮て味が染み込んだらお好みで七味をふる。

ひたすら、リピート中です。

はまりますよ
茄子の蒲焼き丼


すき焼きと人気を二分する「あまじょっぱい」と言えば、ずばり、蒲焼きではないでしょうか?

ごはんがふしぎと何杯でも食べられる、魅惑の「たれ」。

もちろん代表的な食材は「うなぎ」ですが、このレシピは「なす」で代用しています。物足りない?いえいえそれが、まったくもって!焼いたなすのふわとろ食感はうなぎと少し「寄せて」いながら、胃にはもたれず、食べ飽きず、いたってヘルシー。そのくせ食べ応えはしっかりとあり、しかもかんたん、安上がり。

と、いいことしかないレシピ。なすの一袋分、続けざまに、ぜんぶこれをつくって食べたのも、わかってくれますよね。

田原

このレシピに限らず、わたしは「昆布だし」の優秀さをぜひ皆様にもお伝えしたいと思っています。昆布そのものの味は強くなく、でもうまみはしっかりあるので、野菜や淡白な味わいの素材の味をじゃませずに、おいしく支えてくれる。この茄子の蒲焼きも、昆布だしパワーの賜物です。

茄子の蒲焼き丼
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茄子の蒲焼き丼

[材料](2人前)

ごはん

丼2杯分

茄子

3本

A

昆布だし(袋を破って)

1袋

大4

砂糖

小2

みりん

大2

醤油

小1

ごま油

大1

薄力粉

適量

焼き海苔

適量

[つくり方]

  1. 茄子は皮をむいて水にさらし、ラップをして電子レンジ(600W)で4分加熱する。縦に切り目を入れて開き、薄力粉をふる。
  2. フライパンに油を熱し、①を入れ、焼き色がついたらボウルに合わせた【A】を加え、全体に絡めて火を止める。
  3. 丼にごはんを盛り②をのせ、焼き海苔を添える。


もうひと品なら
雷こんにゃく


すっかり、あまじょっぱい+だしの魅力に取り憑かれてしまいました。メインだけじゃなく、ちょっとした「小さなおかず」にも、使いこなしたい。

では、こんにゃくはいかがでしょう?

ポイントは、唐辛子。ここでさらに「あまじょっぱからい」のおいしさを覚え、新しい感動が沸き起こっています。お酒のおつまみにはもちろん、これで白いごはんもパクパクいけちゃいそう。実用的です。

田原

シンプルな調味料でできる、とってもおいしい昔ながらの常備菜。手早くつくるものなので、味染みをよくするために切れ目を入れておくとおいしく仕上がります。あまじょっぱいにぴりりと辛さが加わると、また別のおいしさがありますよね。ちなみに"雷”というのはこんにゃくを炒めるときの音に由来しているらしいですよ。

雷こんにゃく
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雷こんにゃく

[材料](2人前)

板こんにゃく

1枚(200g)

茅乃舎だし(袋を破って)

1袋

醤油

小1

みりん

小2

ごま油

小1

赤唐辛子

適量

[つくり方]

  1. こんにゃくは味の染みをよくするため、格子状の切れ目を入れて、2~3分茹で、2~3㎝角に切る。
  2. フライパンに油を中火で熱し、唐辛子、①を入れてから約2分炒める。醤油、みりんを入れ汁気が少なくなったら、茅乃舎だしを加えて手早く炒め合わせる。

やっぱり、これでは終わりませんね。
まだまだいろんな食材、いろんな割合でのレシピを試したくなりました。

私たちの「あまじょっぱい、とだし」の旅は、まだまだ続きそうです。

茅乃舎だしのご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/dashi/

椎茸だしのご購入はこちら
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昆布だしのご購入はこちら
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