季節の自家製、ほうれん草でつくるカレーの素。

2023.1.26

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今の時代、農家さんやさまざまな流通のくふうによって、年じゅう市場に出回る野菜はたくさんあります。

「でも、どのお野菜も、本来の旬はあるのよねぇ」

と、料理家のminokamoさん。

「旬のものは、おひさまと大地からの恵みを最高に受けているから、生命力があって栄養価も高い。もちろん、安くなるからお財布にもやさしい。ま、それが一番かも」と、舌をぺろり。

本来の旬が冬であるほうれん草が、まさにそう。もともと野菜の中で鉄分が最も多く、鉄分の吸収を助けるビタミンCも豊富ですが「寒いところでも育ってるから、力強い味で、色が濃く、葉も柔らかくて、いきいきしてるの」


ただ使い道となると思い浮かぶのは、おひたしとか?

「いや、今日はあえてサグカレーにしちゃおうかしら」と、minokamoさん。

サグとは、インドで“菜の花”を指す緑色のカレー。ですが、ほうれん草でも代用可能。ペーストにして「カレーの素」にすればストックでき、いろんな料理にも応用できるようです。

では、レシピを教えていただきましょう。

サグカレーの素のつくり方

材料は、とてもシンプル。ほうれん草と玉ねぎ、カレー粉、野菜だし、醤油と水があればOKです。

「だしのおかげでにんにく、生姜を入れなくても美味しくできるし、お肉を入れなくても旨味が出ちゃうの。ほんと、野菜だし、ありがたいわ〜」

まずは、ほうれん草の根っこに切り目を入れます。太い時は、十字に切り目を入れるのがポイント。

水を張ったボウルに数分根を浸し、土を落としてから洗います。

お次は、玉ねぎ。皮をむいて8等分にカットした玉ねぎをフードプロセッサーに投入、みじん切りよりも細かめ、少し質感が残るくらいまで刻みます。

植物油をひき、フライパンで炒めること10分ほど。「材料がシンプルな分、ここはがんばりどころ。ただずっと忙しく混ぜ続けていなくても大丈夫、焦げ付かない程度に、時々混ぜる感じで良いですよ」

そして、このくらいの飴色になったら火を止めます。

「わからない時は、ちょっと味見してみて。玉ねぎの辛味がなくなって、甘味をほんのり感じたらOK」

そして、洗っておいたほうれん草の出番。半分にカットし、下の根っこの部分から茹で、沸騰したところで上の葉っぱの部分を加えます。

さらに沸騰したらザルに上げ、流水で冷ましたあと、4cm幅にカット。ほうれん草と水大さじ4を入れ、フードプロセッサーにかけます。少し繊維が残り全体がなめらかになるくらいが目安です。

「そうそう、フードプロセッサーは洗わなくてもいいので。玉ねぎがちょっとついてたって大丈夫」

「フードプロセッサーって、何度も洗うの手間なんだよね」と心でつぶやいたところに、ありがたきお言葉。「あと油を入れてないので、洗いやすいの」と、さすがminokamoさん、気がつくところが違います。

さらにありがたいことに「フードプロセッサー持ってないわ、なんて方は包丁でみじん切りにしても。ちょっと質感は変わるけれど、それはそれでよし」

ハンドブレンダーなら、口あたりのよいペースト状に仕上がります。量が少ないので、材料を中央に寄せながら回すのがコツ。少々繊維が残っていても大丈夫ですよ。

あとは一気に仕上げです。玉ねぎを炒めておいたフライパンに醤油を入れてから、中火にかけます。混ぜ炒め、カレー粉、そして袋を破った野菜だしを入れたあと、ほうれん草も投入。

全体に火が通ったら

熱いうちに容器に入れて、完成です!

サグカレーの素のつくり方 サグカレーの素のつくり方

[材料]

ほうれん草

1把(240g)

玉ねぎ

1個(250g)

カレー粉

大さじ2(14g)

醤油

大さじ2

植物油

大さじ5

野菜だし(袋を破って)

1袋

大さじ4

[つくり方]

  1. ほうれん草は、根に切り目を入れ(根が太い時は、十字に切り目を入れる)水を張ったボウルに数分根を入れたら洗い、土を落とす。
  2. 玉ねぎは皮を剥き8等分に切ったら、フードプロセッサーにかけ、細かくする(みじん切りよりさらに細かく)。
  3. フライパンに油と②の玉ねぎを入れ、強火で水分を飛ばしながら4分炒める。色が変わったら弱火にし、10分を目安に飴色になるまで炒める。
  4. ①のほうれん草を半分に切り、沸騰したお湯(分量外)に根っこの部分を入れ、再度沸騰したら葉っぱを入れる。さらに沸騰したらザルにあげて流水で粗熱を取り、約4cmの長さに切って水気を切る。
  5. フードプロセッサーにほうれん草と水を入れ、少し繊維が残り全体がなめらかになるまで細かくする。
  6. ③に醤油を入れてから中火にし、しっかり混ぜ炒め、カレー粉、袋を破った野菜だしを加えて混ぜる。ほうれん草を加えて混ぜ、全体に火が通ったら熱いうちに容器に入れ、粗熱がとれてから冷蔵庫に入れて保存する。

サグカレーの素から、展開レシピぞくぞく。

「出来上がりの全量は350gくらい。これを3日で消費できれば大丈夫です」
と、目安を教えてくれたminokamoさん。密閉容器に入れ冷蔵で保存してくださいね。
では、使い切るためのさまざまなレシピをご提案しましょう。

まずはもちろん、カレーですね。

ほんのり辛み、じわじわうまみ。サグキーマカレー

サグキーマカレーの作り方 サグキーマカレーの作り方

[材料](1人分)

鶏ひき肉

50g

ザクカレーの素

50g

大さじ2

少々

[つくり方]

  1. フライパンに鶏ひき肉を入れ炒め、サグカレーの素、水、塩を入れたら出来上がり。

そして夜は、パスタとからめてジェノベーゼ風もあり。「ほんのり、パスタにカレーの色がつくのもいいですね」

ワインとともに。サグパスタ

サグパスタの作り方 サグパスタの作り方

[材料](1人分)

A

パスタ

80g

サグカレーの素

80g

茹で汁

大さじ2

粗挽き胡椒

少々

[つくり方]

  1. 鍋に水と塩(分量外)を入れ沸騰したら、パスタを入れ表示時間通りに茹でる。
  2. 全ての材料をフライパンに入れ混ぜ、仕上げに胡椒をかけたら出来上がり。

「フライパンを使いたくなければ、ペーストをレンジでチンして、茹でたてパスタに絡めても」

あくる朝は、食パンにサグカレー&マヨの鉄板コンビ。「これなら朝から野菜もとれちゃいますよね。もちろん炊き立てごはんにのせて、なんてのも良し」

カレーとマヨネーズの鉄板コンビ。サグマヨトースト

サグマヨトーストの作り方 サグマヨトーストの作り方

[材料]

サグカレーの素

20g

マヨネーズ

適量

[つくり方]

  1. パンにサグカレーの素をぬり、マヨネーズをかけてトーストしたら出来上がり

そして、実はminokamoさんが「これ、合う!」と思わずテンションが上がったのが、サグカレーとバターとの組み合わせでした。

バターが風味を引き立てる。サグじゃがバター

サグじゃがバターの作り方 サグじゃがバターの作り方

[材料]

蒸したてじゃが芋

2個

サグカレーの素

適量

バター

適量

「ペーストが冷たい時は、少しレンジでチンしてもおいしいですよ」

こんなふうに、あれこれとアレンジしていたら、あっという間にぺろり。

「だったらいっそ、一気に2把分つくっちゃってもいいかもしれないねー」とminokamoさん。最後、ほうれん草との「元気ツーショット」にエネルギーをいただきました。

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冬の自家製をたのしむ。大根をだし醤油漬けに。

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