「これなら私も」と腰をあげて初めてのおはぎづくり
暑さも和らぎ、心地よく過ごせる季節がやってきます。久しぶりに少し長めに台所に立って、ていねいに特別感のある何かをこしらえたい。食欲の秋、実りの秋、おいしいものへの探求心に火がつきます。料理家・近藤直子さんのレシピで初心者でも気負わずつくれるおはぎをつくってみましょう。
誰も失敗させない、柚子茶おはぎ
お米を愛する近藤さんは、お米を使った甘味も大好物。おはぎはみんなが集まる時、おもたせにしたい時など、四季折々にこしらえています。大きさも甘さの加減も自分好みに変えられるのが、手づくりおはぎの楽しみのひとつ。もち米の炊き方を覚えておくと、赤飯やおこわがつくれるようになるのもうれしいですね。
〝もち米は最初にしっかり水を含ませる〞ことで、誰もが上手に蒸し上げられます。初心者でも気軽にこしらえることができるよう、工夫されたつくり方です。今回は茅乃舎の柚子茶をもち米に混ぜ込み、爽やかな酸味を加えました。
柚子茶おはぎ
[材料](約10個分)
小豆
300g
砂糖
150〜200g(お好みで)
もち米
2合
水
200ml
柚子茶
大2
[つくり方]
- 洗った小豆を、小豆の3倍の量の水(分量外)を目安に鍋でひと煮立ちさせる。
- ①をザルにあげ、冷水で冷ます。※雑味が取り除かれ、味がすっきりします。
- 鍋にも水をかけ温度を下げて、②と小豆の3倍(分量外)程度の水を入れてコトコト煮る。※小豆が躍らないくらいの火加減が目安。アクは取り除きながら、水分が減ったら足し水をする。
- 小豆がやわらかくなったら、砂糖を加え、焦げないように混ぜながら水分を飛ばす。
- やややわらかめの状態で火を止める。※余熱で水分が飛び硬くなるため。
- バットに移し、冷ましておく。
【もち米を蒸す】
- もち米を洗い、1時間浸水(分量外)させる。
- ①をザルにあげ、10分間そのまま置き、しっかりと水を切る。
- 大きめのフライパンに②、水を入れ、強火にかける。しゃもじでもち米を混ぜながら水を含ませる。
- 蒸気のあがった蒸し器に蒸し布を引き、その上にもち米を移す。
- もち米の真ん中にくぼみをつくり、蒸気が通りやすくし、15分間蒸す。
【おはぎをこしらえる】
- 蒸し上げたもち米を熱いうちに桶(ボウルで可)に移し、柚子茶を混ぜる。
- もち米をすりこぎなどの棒で突き、8分目程潰す(好みの潰し加減でOK)。
- ②を10等分する。
- あんこを手に取り、もち米を包んで完成。
料理家・近藤直子さん
茅乃舎の料理教室や「だしさえあれば」がテーマの献立づくりに携わる近藤さん。熊本県・黒川温泉の旅館や地域おこしのメニュー開発にも加わり、地域のおいしいものを掘り起こしています。
つやぴか幸せ、だしがらふりかけをお供に。
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最新の情報は久原本家通販サイトにてご確認ください。


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近藤さんのおはぎづくりを見たら材料や工程が少なく、「私にもできそう!」という気持ちになりました。柚子茶をごはんに混ぜるアイディアで、品のいいお味になりました。
袈裟丸