休日の夕暮れ、おうちでアペロタイムを。
休日の16時。
家事をすませているうち、気づけば一日が終わってしまう。
そこはかとない焦燥感が胸によぎる。
ならば。
晩ごはんまでのぽっかりとあいた時間を、せめて有意義に味わいたい。
外食をしている時のような、ゆっくりと時間が流れ、楽しかったねと心から思える。
あのひとときを、おうちでも感じるには?
そうだ、アペロ。
アペロとはフランスの習慣で、おつまみと一緒に軽くお酒を飲むスタイル。
とりたてて準備も必要なく、贅沢な気分を味わえる、おうちアペロのレシピを知りたい。
そんな夢見る願いに応えてくれたのは、福岡の美しい庭をのぞむ古民家カフェpapparayray(パッパライライ)さん。暮れなずむ淡い光と風に、心地よく似合うドリンクとおつまみを、とりどりご提案くださいました。
使用する商品は、あま糀と生姜茶です。
私たちもアペロタイムを彩る、よりすぐりの2選手を揃えましたよ。
まずはあま糀。とろーりやさしい甘みが、体にもやさーしく届きます。
そして生姜茶。刺激が暑さや気だるさを、サッと取り払ってくれます。
これらがみずみずしいフルーツやハーブと組み合わさることで
夏におあつらえむきの、おどろくほどお洒落でフレッシュなドリンクに生まれ変わります。
アルコールでも、ノンアルコールでも
味わいは複雑ですが甘さ控えめなので、これだけでも、フードをつまみながらでも。
またお酒を入れても、入れずにノンアルコールにしても、おいしく仕上がるんですって。
どっちも、うれしいカナメですね。
あなたの気分に耳をすませて、どうぞ、どうか、お好きなほうを。
おだやかな清涼とジューシー
あま糀と桃のカクテル
[材料]グラス2〜3杯分(つくりやすい分量)
[つくり方]
- レモンを横向きにして切る。スライスしたレモン2枚分(分量外)も切っておく。
- 皮を剥き、タネを取った桃と、あま糀、レモン果汁を加え、ミキサーでなめらかになるまで攪拌する。
- ②をグラスに注ぎ、アルコール入りの場合はホワイトラムを加え、よく混ぜ合わせる。
- 氷(分量外)と炭酸水を加え、スライスしたレモンとハーブを入れたら、軽く底からすくい上げるようにして2〜3回混ぜる。
フルーツ選びは、桃以外だと洋なしなど、とろりとしたものとの相性がよいようです。
ジンジャーで身も心もほとばしる
フルーツポンチカクテル
[材料]グラス1杯分
[つくり方]
- 大きめのグラスに生姜茶とハーブを入れる。ハーブは葉が大きければ手でちぎる。
- アルコール入りの場合はウイスキーを加え、よく混ぜ合わせる。
- 計量スプーンなどで丸くくり抜いた、また一口大に切ったメロンを入れる。
- 氷(分量外)と炭酸水を加え、軽く底からすくい上げるようにして2〜3回混ぜる。
中に入れるフルーツは、すいかでも相性がいいようです。
ひと口飲むと、感動とおどろきで胸がいっぱいになるでしょう。
生姜とハーブの合わせ技がもたらす、身も心もハッと覚醒するような、それでいてホッと安心できるような、新しいおいしさだったのです。
お子さまもアペロタイム
生姜茶のアイスキャンディーソーダ
ここでもうひとつ、おまけレシピをご紹介しますよ。
水で溶いた生姜茶を凍らせ、グラスに入れ、炭酸を注ぐだけ。少しずつ溶けていく様子をながめながら、シャリシャリとくずしながら楽しめる、アイスキャンディーソーダのできあがりです。
凍らせる時、アイスキャンディーのようにあらかじめ木の棒をさす。またエディブルフラワー(生食用花)を混ぜておくと、より場がときめきに満たされます。
味わい広がる、豊かさも増す
グッドペアリングのおつまみを
混ぜるだけ、なんです。
なのに、ドリンクと一緒にいただくと、みるみる味の輪が広がる。こんなにも美しく、こんなにも心豊かになれるおつまみ、あるでしょうか。ほら、あるのです。
マスカルポーネと味噌とあま糀の
ディップソース
[材料]つくりやすい分量
[つくり方]
- 味噌がだまにならないよう、あま糀で伸ばしながら溶き混ぜる。
- マスカルポーネチーズを加え、さらになめらかになるまで混ぜ合わせる。
あま糀と、味噌と、チーズ。洋の東西が生み出した発酵ものが溶け合う、得もいわれぬおいしさが堪能できます。
いちぢくとの相性がとってもよいですが、お好きな野菜やフルーツでも、ぜひお試しください。
チェリーを練りこんだ
ハーブクリームチーズ
[材料]つくりやすい分量
クリームチーズ
140g
アメリカンチェリー
8個ほど
にんにく
1/2片
ハーブ(ディル、フェンネル、イタリアンパセリ、コリアンダーなど葉の柔らかいもの)
適量
エディブルフラワー(生食用花)
あれば
[つくり方]
- クリームチーズは常温にもどす。ハーブは食べやすい大きさにちぎっておく。アメリカンチェリーは半分に切り、タネを取る。にんにくはすりおろす。
- ①をすべて混ぜ合わせ、型などに詰めて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
- 食べる直前に型からはずし、あまったハーブとエディブルフラワーを飾る。
買っておいたパンに塗ってもよさそうですね。
ひと口のんで、ひと口食べて、ひと息つく。これらをゆっくり、繰り返す。
ふだんの暮らしのつづきにある、心が淡く発光するような、至福のひととき。
レシピだけでなく、
このような時間がもたらす素晴らしさも含めて教えてくださったpapparayrayさん、
ほんとうにありがとうございました。
papparayray(パッパライライ)
福岡県福岡市中央区赤坂2-2-22
092-406-9361
茅乃舎「生姜茶」のご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/inryo-kashi/ocha/122300/
あま糀のご購入はこちら
https://www.kubara.jp/amakoji/koji/amakoji/5212300/
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