はじめよう、 朝のスープ 前編
忙しい朝は調理に時間を掛けられないもの。簡単で体も温まるスープがあれば、慌ただしい朝もホッとできる時間に。そこで、1日のはじまりに飲みたい朝のスープレシピを料理家広沢京子さんに教わりました。
「朝食はちゃちゃっとつくれるものがいちばん」と、手早くできる工夫が満載です。野菜がたっぷりで、家族を想うやさしさもたくさんの6種のレシピを2回に分けてご紹介します。
※本記事は過去の取材を再編集してお届けしております。
手早く素材を引き立てる
「昆布だし」が朝の味方に
「朝のスープこそ、手軽においしいだしを」と広沢さんが手にしたのは、茅乃舎の「昆布だし」。じんわり沁みるうまみが素材を引き立てます。しかも煮出すだけなので、とっても簡単。忙しい朝の味方になってくれます。
2種の昆布で広がる
やさしく奥深い味わい
「まろやかで上品な昆布だしは、朝のやさしいスープにぴったり」と広沢さんもお気に入り。
甘みのある真昆布と、澄んだうまみの利尻昆布の2種の昆布を使用しています。素材を生かしたい料理には特におすすめです。

春大根のひらひらスープ
大根をピーラーでスライスするので、さっと煮るだけでOK。昆布だしに豚肉から出るだしが重なり、うまみが倍増。素麺を加えても◎。
食べ過ぎた翌朝でもしみじみ美味しい一品です。
[材料(2人前)]
春大根
1/3本(400g)
長葱
1/6本(長さ5cm分)
豚肉(薄切り)
40g
B
生姜のおろし汁
小1/2
薄口醤油
小1
酒
小1
塩
少々
粗挽き黒胡椒
適量
[つくり方]
- 大根はピーラーで縦にスライスする。長葱は千切りにする。
- 鍋に〔A〕を入れ火にかけ、沸騰後2∼3分煮出す。
- 〔B〕、豚肉、①を加えさっと煮る。胡椒をふる。

蕪のポタージュ
蕪のように水けのある食材の場合、大さじ1杯の御飯を加えてとろみをつけます。繊細な昆布だしで、体を浄化してくれるようなやさしいポタージュに仕上がります。
[材料(2人前)]
[つくり方]
- 鍋に[A]を入れ火にかけ、沸騰後中火で2∼3分煮出す。
- 蕪は薄切りにし、①に加え、沸騰後弱火で5分煮る。柔らかくなったら、冷ます。
- ミキサーに②、御飯を入れピューレ状にする。鍋に戻して煮立てないように温め、塩で調味する。オリーブ油をかける。

トマトと油揚げの味噌汁
酸味が新鮮なトマト味噌汁です。トマトの皮が剥がれるくらいに煮れば完成。昆布だしが素材を生かして上手に味をまとめてくれます。
[材料(2人前)]
[つくり方]
- トマトはくし切りに、油揚げは油抜きし2cm角に切る。
- 鍋に[A]を入れ火にかけ、沸騰後中火で2∼3分煮出す。
- ①のトマト、油揚げを加えて煮る。味噌を溶き入れ、葱を散らす。
スープで朝からぽかぽかに。
毎日食べても飽きない簡単レシピで、 朝のスープ習慣をはじめましょう。
次回はうまみたっぷりの「鶏だし」を使ったスープをご紹介します。

広沢 京子さん
雑誌、書籍、広告におけるレシピ制作・スタイリング、飲食店のプロデュース、生産者と消費者を繋ぐ料理会の企画など、幅広く活躍中。現在は、自然あふれる福岡県糸島市に在住。茅乃舎インスタグラムに掲載している料理も担当。
レシピで使っている茅乃舎の商品
昆布だし
https://www.kubara.jp/kayanoya/all_dashi/konbudashi/
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