炊き込みごはんで、ごちそう感も、季節感も。

ひとりで同時に何品もの料理をつくり、どれもあつあつの状態で食卓に出す。

なんてことを、もしもあなたがやっている、もしくは「しなきゃいけない」と思っているなら、ひとことお伝えしたい。

それは本当に、すごいことなんですよ。

私たちは、そんなあなたをねぎらい、できるかぎり応援したくて。今回ご案内するのは、炊き込みごはん。

いつも炊くごはんに、食材とだしを、ぽんと入れる。それだけで、ごちそう感が増す。あるとないとでは、食卓の華やかさが違う。しかも季節感もしっかり出せるのだから、炊き込まない手はありませんね。

2000以上ある茅乃舎のレシピから、担当の田原をはじめ、編集部のみんなで「今の季節に、食べたい!」と心そそられたベスト5を、よりぬきました。

影の主役は、野菜だし。
丸ごとさつま芋の炊き込みごはん


今の季節に食べたいさつま芋。と、まっさきに思い浮かぶのに、意外とごはんのおかずにするのが難しい。ならばいっそ、ごはんとともに炊いてみるのはいかがでしょう?

縁をとりもってくれるのが、野菜だしの存在。玉ねぎの甘みとうまみが、ちょうどよく、味の調和を奏でてくれます。さらにお好みで粉チーズをかけると、さらなるグッドハーモニー。お子さんも大喜びしそうな味わいになりました。

田原

炊きあがったら、しゃもじでさつま芋にザクザクと切れ目を入れて、それから全体をふんわりと混ぜてください。さつま芋のホクホク感がしっかり残ったまま楽しめます。切るサイズはお好みで。ごろっとした大きさなら甘みが出ますし、細かくするとごはんといもがなじみます。

丸ごとさつま芋の炊き込みごはん
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丸ごとさつま芋の炊き込みごはん

[材料](3〜4人分)

2合

さつま芋

1本

野菜だし(袋を破って)

1袋

[つくり方]

  1. 炊飯器に米、だしを入れて、2合の目盛りまで水(分量外)を加え、さつま芋を入れて炊く。
  2. 炊き上がったら、さつま芋を崩しながら混ぜる。お好みで粉チーズをふる。

秋が深まってきたら、こちらも。

旬の名コンビ
蕪の牡蠣めし


寒くなるにつれうまみがのってくる牡蠣と、同じく身が詰まって甘くなる蕪。同時に旬を迎えるふたつの素材のおいしいところを、ごはんにしみこませた一品です。

炊き上がりの瞬間が、いいんですよ。ふわんと立ちこめるだしと磯の香り、そしてほんのり蕪の甘き湯気を、思わずくんくんしたくなります。そしてすべてのうまみを吸い込んで、とろとろになった蕪がまた、ウマい!

まがうことなく、旬のごちそうです。

田原

いわゆる「牡蠣飯」は野菜と組み合わせたレシピがあまりなく、牡蠣だけで炊くことが多いのですが、実は蕪とはとっても相性がいいのです。「かぶら蒸し」のように蕪が牡蠣のうまみをしっかり吸ってくれて、おいしさをふくらませてくれます。

蕪の牡蠣めし
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蕪の牡蠣めし

[材料](2~3人分)

1合

かぶ

大1個

牡蠣

200g

A

180ml

うす口醤油

大1

みりん

小2

[つくり方]

  1. 牡蠣は流水でふり洗いし、水気を拭きとる。かぶはさいの目に切り、葉は刻む。
  2. 炊飯器にかぶの葉以外の材料をすべて入れて炊く。炊き上がりにかぶの葉を散らし蒸らす。

まさに、発見でした。

やさしさに包まれて
長芋とベーコンの炊き込みご飯


さきほどの蕪もそうですが、長芋はごはんといっしょに炊くことで、よりなじむんですね。どちらも色はごはんと同じ白で、味わいも食感もそれほどクセはなく、ほくほくっとやさしい。

そのやさしさは、風味もしかり。鶏だしとベーコンのコンビネーションが、そっと手を取りあって、おいしさを支えてくれています。

しょっぱいおかずとの相性もよく、かつ、食物繊維もしっかりとれます。

田原

鶏だしとベーコン、動物性のうまみが強く、満足感のある炊き込みご飯です。長芋がとてもやわらかいので、潰れないよう、ほんとうにざっくり混ぜ込むぐらいの感じだと、ゴロゴロ感が楽しめます。

長芋とベーコンの炊き込みご飯
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長芋とベーコンの炊き込みご飯

[材料](3~4人分)

2合

長芋

200g

ベーコン

3枚

A

鶏だし

1袋

うす口醤油

小2

小1/4

[つくり方]

  1. 長芋は皮を剥いて2cm角に切り、ベーコンは細切りにする。
  2. 洗った米を炊飯器に入れて【A】を加え、2合の目盛りまで水を注ぎ、①を加えて炊く。

ひたすら、リピート中です。

独特の食感のひみつは?
豚肉と蓮根の餅おこわ


日本では季節問わず手に入る蓮根ですが、晩秋になるほど、粘りと甘みが増してきます。そうなってくると、豚の脂との相性がとてもよいのです。

そこに茅乃舎だしを通常よりも多く(2袋)入れ、さらに蓮根のシャキシャキっとした食感のおもしろさもあいまって、なんともしっかりとした食べ応えのあるおいしさになりました。

そして、もうひとつ。この食べ応えのひみつは「お餅」を入れること。すると、あらびっくり!まるで、もち米で炊いたよう。ひと口大に丸めると、おもてなしにも使えそうなルックスです。

このアイデアはどこから?どうやって?これは、担当の田原にきいてみましょう。

田原

もち米って、特別なことがない限りなかなか買うことがないですよね。でも、もち米を使ったおこわってすごくおいしい。なんとかならないか?と思いついたのがお餅を入れることです。もちがとろけてなくなり、糊のようにまわりのごはんとくっついてくれて、簡単おこわができあがります。

豚肉と蓮根の餅おこわ
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豚肉と蓮根の餅おこわ

[材料](4人分)

1個

豚ロース肉(とんかつ用)

100g

れんこん

5cm分

A

2合

400ml

大1

醤油

小1/2

小1/2

粉チーズ

適量

[つくり方]

  1. 餅はさいの目に切る。豚肉とれんこんは5㎜角に切る。
  2. 炊飯器に、【A】と①を入れて炊く。
  3. 一口大に丸め、粉チーズをふりかける。

旬ではありませんが、これをぜひ入れたかった。

夢ごこちでした。
だしカマンベールごはん


断っておきますと、旬の素材ではありません。だけどこれは、本当にかんたんで、本当においしかった。カマンベールチーズと生姜の炊き込みごはんを、最後にご紹介しましょう。

チーズがぽん、と丸ごと入った、見た目のインパクトは絶大。チーズリゾットのようなコクも感じながら、食感はちゃんとごはん。生姜と醤油が入っているので、加えて和のムードも醸しています。まるでおしゃれで小粋な和食屋さんのご主人が、遊び心で創作したような発想の楽しさもあり。

スーパーでカマンベールチーズが目に入ったら、このレシピを思い出してくださいね。

田原

カマンベールと生姜、意外な組み合わせかもしれませんが、これがおいしい。ごはんとチーズだけだとすこし刺激が足りないところ、そこに生姜が加わることで味をキュッとしめてくれて、うまみに立体感がでるのがこのレシピのポイントですね。

だしカマンベールごはん
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だしカマンベールごはん

[材料](3~4人分)

2合

A

生姜(千切り)

1片

カマンベールチーズ

100g

うす口醤油

小2

小1

[つくり方]

  1. 炊飯器に洗った米を入れ、2合の目盛りまで水を注ぐ。【A】を入れて炊く。

と、ここまで振り返ると、具材の組み合わせは本当に自由。それゆえ、

「炊き上がってからしか味見できないので、冒険するのは不安」と思う方もいるかもしれません。

ただ、白ごはんはどんなおかずにも合うように、基本はどんな食材でも合うはず。
さらに心強いのが、だし。ちゃんと味をまとめてくれますから。

安心してください。

茅乃舎だしのご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/dashi/

鶏だしのご購入はこちら
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