さぁ、春の公園へ。近藤さんの春のおべんとう。

蓋を開ける前の、うきうき。お弁当を開ければ…“春盛り!”
そんな言葉がぴったりの春のお弁当を考えてくださったのは、自称 “大の食いしんぼう”料理研究家・近藤直子さん。

近藤さんがお料理に注ぐ愛情は、食材そのもののおいしさを生かしたいという研究欲や、おいしい食材に出会えばすぐに現地に飛んでいく好奇心、食材の無駄使いや食べ残しはしたくないという気持ちなど、あちらこちらから感じられます。


「お友達とちょっと公園に出かける時も、お弁当を持っていったりするんです」

そんな近藤さんに、茅乃舎のだしや調味料を使って、春のお弁当を考えていただきました。

さっそく、お弁当作り、拝見しましょう。

できあがりは、こちら。

蓋を開けた瞬間、ぱぁ〜っと顔がにこやかになるような春いっぱいのお弁当。グリーン、ピンク、黄色…うつくしい春色にこころが弾みます。筍やわらび、グリーンピースなど春の食材も満載です。

おかずのラインナップは、6品です。

  1. グリーンピースのだし炊きごはん
  2. 筍ギョロッケ
  3. わらびと牛肉のさっと煮
  4. わかめと新じゃがの和え物
  5. 野菜のピクルス
  6. 卵焼き(ご自身のレシピでどうぞ)

春のグリーンピースごはん。
だしで豆を茹で、茹でただし汁でごはんを炊く。


春になると、かならず味わいたい豆ごはん。今回のレシピは、お豆にも、ごはんにも、だしの味わいを含ませて炊きます。炊飯器ですべてを一緒に炊くと簡単ですが、今回は、春の豆のおいしさを生かせるよう、豆は茅乃舎だしで別鍋で茹で、だしで炊いたごはんに最後に混ぜ込むという、段取りで。


皮を剥いたグリーンピースは鍋に入れて、豆が浸った高さよりも少し多めに水を張ります。


その後、だしを袋のまま入れて、まずは豆を茹でましょう。


茹で上がったら、豆をザルにあげます。この時、茹でただしは、別のボウルにとりましょう。豆の風味も含んだだしを使って、次はごはんを炊きます。


炊飯器に、洗った米、塩、醤油、酒、そして先ほどのだし汁を加えて、2合の目盛りに合わせます。


今回は、春らしく、桜の花の塩漬けを使います。塩は、洗い流しておきましょう。桜の花の塩漬けは、スーパーやお茶屋さんでも売られています。桜の花の塩漬けの代わりに、その分の塩分を、塩やうす口醤油で代用しても大丈夫です。


お米が、おいしく炊けました。グリーンピースと桜の花の塩漬けは、お米を蒸らす前に加えます。そうすることで、お米に馴染みます。


そのままお弁当箱に詰めたり、ふんわりおにぎりにしたり。このごはんがあるだけで、ぐんと華やかに春らしさが生まれます。

グリーンピースのだし炊きごはん
詳しいレシピはこちらを押す
グリーンピースのだし炊きごはん

[材料](2〜3人分)

グリーンピース

200g

200ml

2合

うす口醤油

大さじ1

大さじ2

桜の花の塩漬け

8輪

[つくり方]

  1. 鍋に、グリーンピースと水、茅乃舎だしを入れて茹で、ザルにあげる。 茹で汁はとっておく。
  2. 炊飯器に、洗った米、塩、うす口醤油、酒、①の茹で汁を入れた後、2合の目盛りまで水(分量外)を入れて炊く。
  3. 桜の花の塩漬けは塩を洗い流す。
  4. ②が炊けたらすぐに、①、③を入れて混ぜ合わせる。

お魚には、煎り酒がよく合います。
魚のすり身や、前夜の刺身を活用して。


ギョロッケに挑戦してみませんか? 作ったことがない方が多いかもしれません。「ギョロッケは、白身魚や青魚ならどんな魚種でもいいんです。そこがギョロッケの楽しさだと思います。いかでも作れますよ」。市販の魚のすり身を利用したり、余ったお刺身を活用したりして作ってみましょう。


刺身から作るときは、魚の皮を剥ぎ、フードプロセッサーですり身状にします。


今回は、筍を具材にします。茹でた筍は粗みじんにすることで、シャキシャキッとした食感を楽しめます。玉ねぎも、粗めにみじん切りにしておきます。


ボウルに、魚のすり身、筍と玉ねぎ、煎り酒、片栗粉を入れて、よく混ぜ合わせます。「煎り酒とお魚って、相性がいいんです」と近藤さん。


タネを小判型に形づくり、パン粉をまぶします。


サクッと揚げたら、完成です。しっかりと味がついて、お弁当のおかずにぴったり。ビールやお酒のおつまみにも最適です。

筍ギョロッケ
詳しいレシピはこちらを押す
筍ギョロッケ

[材料](2〜3人分)

玉ねぎ

1/2個

茹で筍

80g

魚のすり身

500g

煎り酒

大さじ1・1/2

片栗粉

大さじ1

パン粉

適量

揚げ油

適量

[つくり方]

  1. 玉ねぎ、茹で筍は粗みじんに切る。
  2. ボウルに、魚のすり身、①、煎り酒、片栗粉を入れよく混ぜ合わせる。
  3. ②を丸め、パン粉をまぶし、揚げ油で揚げる。

春のわらびを、楽しもう。

牛肉に味を含ませるイメージで。わらびはそのものの風味を生かします。お弁当用なので、煮汁は少し残るくらいに。



下茹でしたわらびと、牛肉は食べやすい大きさに切ります。


味つけは、すき焼き割り下で。甘辛く煮ます。


お弁当なので、煮汁は煮詰めて、汁気を飛ばしていきます。

わらびと牛肉のさっと煮
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わらびと牛肉のさっと煮

[材料](2〜3人分)

わらび

200g

牛肉

120g

すき焼き割り下

大さじ3

[つくり方]

  1. 下茹でしたわらびと牛肉は食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋に牛肉を入れ、すき焼き割り下を加えて煮る。
  3. 肉の色が変わったら、わらびを加え、汁気がなくなるまで煮詰める。

胡麻の風味と、じゃが芋が
ほっくり合います。

茹でたじゃが芋とわかめを、白胡麻ドレッシングで和えるだけで一品に。

わかめと新じゃがの和え物
詳しいレシピはこちらを押す
わかめと新じゃがの和え物

[材料](2〜3人分)

新じゃが芋(大)

1個

生わかめ

60g

[つくり方]

  1. じゃが芋は、一口大に切り茹でる。 わかめはさっと茹で 一口大に切る。
  2. ①を白胡麻ドレッシングで和える。

お野菜、いろいろ。
添え物に、ピクルス。

甘酸っぱい味は、ピクルスで。お豆を入れるのが、近藤さんのおすすめです。

豆やきゅうり、ミニトマトなどの野菜を切って、和風ピクルスの素と水を1:2の割合にして、漬けておきましょう。

同じおかずを、
日常のお弁当箱に詰めました。


お弁当を持って、どこへ出かけましょう? ご参考になればうれしいです。

近藤直子さん

料理研究家。食べるひと、生産者、うつわ、作家。食にかかわるすべてに愛情を向けて創り出される近藤さんのお料理は、こころとからだを目覚めさせてくれます。
センスあふれる芸術性を備え、ご夫婦でリノベーションした一軒家での暮らしぶりはみんなの憧れ。

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春のおべんとうの特集記事はこちら

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茅乃舎だしのご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/dashi/

煎り酒のご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/seasoning/irizake/134200/

すき焼きの割り下のご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/nabe/sukiyaki/143400/

白胡麻ドレッシングのご購入はこちら
https://www.kubara.jp/kayanoya/seasoning/dressing/145500/

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