自宅に人を呼ぶのは、準備も料理もちょっと大変…。そんな気持ちに負けてしまって、なかなかおもてなしの第一歩を踏み出せずにいませんか?
でも、自宅でおいしい食卓を囲めば、大切な人ともっと深くつながれるような気がします。前編では、広沢京子さんにおもてなし初心者にもおすすめの「手巻き寿司」を教わりました。
「頑張りすぎない、おもてなし」。 その気持ちやコツを覚えると、自宅に人を招くことが、もっと気軽になるかもしれません。 凝ったことはしなくても、大丈夫です。大切なのは、みんなで一緒に時間を過ごすこと。 準備に時間がかからない「手巻き寿司」は、 大切なひとときを無理なく楽しませてくれる、頼れる“おもてなしレシピ”です。
料理は、キッチンで半分、テーブルで半分。
「次は、何の具を巻こうかな?」と、つくる工程もみんなで一緒に楽しめるのが、手巻き寿司のいいところ。あれもこれもと試したくなるワクワク感も満載です。
※レシピは最後に紹介しています。
お店で買った刺身の盛り合わせと、種類とりどりの野菜。切って盛って、お皿に並べれば、あっという間に具材のベースが揃います。ごはんは、酢飯にして冷ましましょう。
買ったものだけだと、申し訳ない? そんな気持ちも沸いてしまうから、すこし手を加えたアレンジ具材を1〜2品準備して、ときめきとワクワクをON。パーティー感がぐっと高まります。
満足感たっぷりの「牛肉と牛蒡の甘辛煮」やさっぱりとした「きゅうりと貝割れのマリネ」など、4種のアレンジ具材をご紹介しますので、お好きなレシピでお楽しみください。
手巻き寿司のもう1品で加えたいのは、茶碗蒸し。難しそうな印象ですが、茅乃舎のフリーズドライ「茶碗蒸し」があれば、蒸し器も技術も必要ありません。卵を加えて鍋で湯煎するだけなので、この日初めて作っても上手に仕上がります。
今回は茅乃舎のスタッフで、手巻き寿司を楽しみました。
あっと言う間に準備を終えて、すぐに乾杯。あとは、のせて巻いて思い思いに。誰かがキッチンに籠ることもなく、みんなでゆっくりと語らいの時間を過ごせます。
「頑張りすぎない、おもてなし」を習得すると、友達との楽しみ方がひとつ増えそうです。
後編では、みんなでつくる水餃子をご紹介します。
雑誌、書籍、広告におけるレシピ制作・スタイリング、飲食店のプロデュース、生産者と消費者を繋ぐ料理会の企画など、幅広く活躍中。現在は、自然あふれる福岡県糸島市に在住。茅乃舎インスタグラムに掲載している料理も担当。