いただきます
旬の秋刀魚
夏の暑さがやわらぎ、空が高く澄み渡る頃、脂ののった秋刀魚が旬をむかえます。食卓においしい秋の訪れを告げる秋刀魚を並べましょう。
実りの季節
秋といえば秋刀魚
漢字で「秋刀魚」と書くさんま。秋に旬をむかえ、銀色に輝く細長い魚体が刀を連想させることから、その漢字があてられたと言われています。
脂がのっておいしいのは、北の海から南下してくる秋から晩秋にかけて。柔らかな身とふくよかな味わいは、秋の味覚の代表格です。
おいしい秋刀魚の
選び方
秋刀魚は、背の青い色が鮮やかで、お腹の部分も銀色に輝いているものを選びましょう。目が澄んでいるものが新鮮な証拠です。
また、背が盛り上がって口先が黄色いものは、脂がのっておいしいと言われています。
秋刀魚を丸ごと
味わうレシピ
まずは、おろさずに切って調理する手軽なレシピをご紹介します。茅乃舎の薬味とだしでアレンジして風味豊かに仕上げます。
秋刀魚の柚子胡椒焼き
青柚子胡椒の豊かな風味がアクセントに。定番の塩焼きとはひと味違う味わいです。
- 作り方
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- 【材料(2人分)】
- 秋刀魚(生)2尾、A[青柚子胡椒小2、 酒小2]、大根おろし適量
- 【作り方】
- ❶ 小さなボウルで[A]を混ぜ合わせる。
- ❷ 秋刀魚は2等分に切り、①をまんべんなく塗り、約5分置く。
- ❸ 魚焼きグリルまたは焼き網を熱し、②を両面こんがりと焼く。器に盛り、大根おろしを添えていただく。
秋刀魚のみぞれ煮
茅乃舎だしをふりかけて大根おろしで煮れば、脂ののった秋刀魚をあっさりといただけます。
- 作り方
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- 【材料(2人分)】
- 秋刀魚(生)2尾、塩小1、小麦粉大1、サラダ油大1、茅乃舎だし1袋、A[大根おろし150g、 酒大2、水50ml]
- 【作り方】
- ❶ 筒切りにした秋刀魚(頭と内臓は取る)に塩をふり、水気を拭いて小麦粉をまぶす。
- ❷ フライパンに油を熱し、中火で焼く。
- ❸ 焼き色がついたら袋を破った茅乃舎だしと[A]を加えて2〜3分煮る。
秋刀魚の簡単な捌き方
「大名おろし」をマスター
店頭に並ぶ秋刀魚にはウロコがほとんどなく、家庭でも捌きやすい魚です。捌き方をマスターすれば、レシピの幅も広がります。
三枚おろしの一種である「大名おろし」は、片面ずつ背骨に沿って包丁を入れて一度で身を切り離します。中骨のまわりに身がつきやすいですが、細長く小さめの魚や身割れしやすい魚をおろすのにおすすめの捌き方です。
- 大名おろしのやり方
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- ❶ 頭を落とす。
- ❷ お腹を開き、内臓を取り出す。
- ❸ 流水でお腹の中を洗って、水気を拭く。
- ❸ 頭(または尾)から背骨に沿って包丁を入れ、ざくざくと大胆に一度で身を切り離す。
- ❺ 背骨が付いた身を裏返して、同様に包丁を入れる。
捌いた秋刀魚で
秋の一品を
捌いた秋刀魚で食べやすく、お酒のあてにもなる一品を作りましょう。
秋刀魚の刺身
せっかくの旬のもの、新鮮なものはお刺身で。梅酢の酸味が効いた煎り酒でさっぱりと味わいます。
- 作り方
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- 【材料(2人分)】
- 秋刀魚(刺身用)1尾、煎り酒適量、薬味適量
- 【作り方】
- ❶ 秋刀魚は大名おろしにし、小骨や薄皮を取り除き、一口大のそぎ切りにする。
- ❷ 器に①と薬味を盛り、煎り酒につけていただく。
秋刀魚とじゃが芋のコンフィ
秋刀魚をオイルでコトコトと。トーストしたパンに乗せたり、パスタやピザの具材にも。
- 作り方
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- 【材料(4人分)】
- 秋刀魚(生)2尾、じゃが芋1個、野菜だし1袋、にんにく1片、A[サラダ油200ml、ローリエ1枚、タイム3本]
- 【作り方】
- ❶ 秋刀魚を三枚におろす。
- ❷ 5〜6cmの長さに切った秋刀魚に袋を破った野菜だしをまぶし、約30分おく。じゃが芋は皮つきで一口大に切り、にんにくは半分に切って芯を取り除く。
- ❸ 鍋に②を並べて[A]を加え、約80℃ (小さな泡が立つ程度)を保ちながら弱火で20分熱し、火を止めてそのまま冷やす。
ふくよかな味わいで秋の味覚として親しまれる秋刀魚。捌き方もマスターして、旬のおいしさを家庭でも存分に堪能しましょう。